駒場祭2018 「FlyFlyFly」&個人作品展

11月23日(金)から25(日)の3日間、東京大学駒場キャンパスで行われた第69回駒場祭にて展示を行いました。部員が一丸となって制作した大型作品「FlyFlyFly」の展示と、有志による個人作品展とを同時に行い、3日間で延べ400人ほどが訪れるほどの大盛況でした。

 

FlyFlyFly

今回の駒場祭展示の目玉「FlyFlyFly」は、空を飛ぶ浮遊感・爽快感を体感してもらおうというコンセプトで制作しました。戦闘機、風船、ペガサスという3種類の飛び方を、1つの椅子の上でシームレスに体験できます。VRゴーグルから見えるきれいな景色に加え、風、振動、椅子の上下動など、場面に合わせた触覚提示を行うことで、没入感を最大限に高める工夫も施しました。

体験中、あまりのリアルさから驚きの声を上げたり、落下するシーンでハンモックにしがみついたりする方もいらっしゃり、外から見ても体験に没入して楽しんでくださってることが感じられました。「FlyFlyFly」を体験中のお連れの方を写真撮影する様子も見られ、見た目にも楽しいコンテンツとなっていました。体験後に「またやりたい」と言ってくださる方も多く、とても満足度の高い体験を提供できたのではないかと思います。

個人作品展

自分の手から絵の具を出して陣取りゲームをする「Leaplat」、実際に呪文を唱えて魔法を繰り出す「Magini 唱えろ魔法」、あえてVR空間の中でゲームパッドを使う「Virtual Room Operation」の3作品を日替わりで2作品ずつ展示しました。どの作品も完成度が高く、それぞれのよさを生かして来場者をうならせていました。

 

以上、大盛況のうちに幕を閉じた、UT-virtual 駒場祭展示 2018のご報告でした。ご来場いただいた方々に深く感謝申し上げます。VR作品の展示を通して、VRの普及啓蒙に貢献できたのではないかと思います。今回ご来場いただけなかった方も、特に「FlyFlyFly」に関しては再演等も検討しておりますので、ぜひまたの機会にご来場をお待ちしております。

最後に、機材を提供してくださった、廣瀬谷川鳴海研究室の皆様、稲見檜山研究室の皆様、株式会社TSUKUMOの皆様、株式会社GATARIの皆様に厚く御礼申し上げます。

(文:中川)