サラ謎Pretia 牛尾湧氏 講演会

はじめに

3月15日、渋谷で開催中のAR謎解きゲーム「サラと謎のハッカークラブ」(以下、サラ謎)のPretiaから
代表取締役の牛尾様にお越しいただき、作り手としての矜恃やサラ謎を開発する中で得られた知見を
共有していただきました。

What’s サラ謎

スマートフォンのAR機能を使って渋谷の街を探索しながら街の随所に散りばめられた謎を解き明かしていく 謎解きゲームです
16日から第二弾を開催中です。
この文章を書いてる僕も第一弾を体験しました。 謎解きのクオリティやARを使った謎解きの面白さはもちろんのこと、普段あまり通りかかることのないような場所にも 訪れるので穴場のカフェを見つけたり、オサレな写真スポットを見つけることができたのでかなり良かったです。

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=GTQ4UfcJmMU&w=560&h=315]

サラ謎開発にあたり…

サラ謎は従来の謎解きをはじめとした娯楽と比較してロケーションベースのサービスなのでキャパが
増え、サポートをチャットに絞ることで極力接客コストを下げ、いつでも遊べて安いという価値の創出に成功したそうです。講演の最後で牛尾様がおっしゃっていた理想の一つである、
世界中にテーマパークがある世界 を実現するためのへの第一歩だなと思いました。
また、コンテンツを作る際にはARならではのコンテンツだけに頼ると最初は楽しんでもらえるものの、次も同じことをすると体験者が飽きてしまいリピーターが望めないのですでに面白さが証明されているコンテンツから面白さを抽出することも大切であるということなどもお話ししていただきました。
そのようにして開発されたサラ謎、第1弾終了時点での続編期待度は94%だそうです。すさまじい…

チーム開発で大切なこと

完全に順風満帆にしか見えないサラ謎もリリース当初は1人で1.5人分くらいの作業量をこなさないといけないほど多忙を極めていたそうです。そういった状態から今の状態に到るまでにPretiaの皆様は意思決定のためのコミュニケーションに関わるコストを徹底して下げ効率化を目指したそうです。
その他にもプロジェクトに関わるメンバーの情熱が大切だともおっしゃられていました。
また、僕たちのような学生サークルではメンバーの使える時間もそれぞれ別々なのでタスクを等分するのではなく、実際に使える時間に見合ったタスクを割り振りを心がけることも大切だというアドバイスをいただきました。

最後に

ここで書いたこと以外にも具体的なチーム開発におけるtipsや牛尾様ご自身の開発に対する考え方、サービスのマネジメントの方法やブランディングなど多くのことを紹介してくださいました。どれも現在準備中の弊サークルの展示会「ば展」の開発においてとても大切なことなのでさっそく取り入れていこうと思います。牛尾様、お越し下さりありがとうございました。第2弾サラ謎もぜひ体験しようと思います!
(文:井手 写真:Mari Kotani)