12/14(金)に、クラスター株式会社の代表取締役 加藤直人さんを講師にお招きし、講演会を開催しました。
cluster株式会社はVR技術を用いたバーチャルイベントプラットフォーム事業を展開しており、2018年8月にはcluster上でバーチャルユーチューバー輝夜月によるライブを成功させるなど、今一番勢いに乗っている会社とも言えるでしょう。
今回は、その講演会の内容の一部をご紹介します。
講演会では、VR領域で起業した加藤さんの実体験を元に、起業するに至った経緯やVRの今後などについてもお話しいただきました。
加藤さんが起業するに至った経緯
加藤さんはもともと京都大学の大学院で宇宙系を専攻しながら、アプリの受託開発などをして生活資金を稼いでいたそうです。そんな中、東京のVC(ベンチャーキャピタリスト)から起業しないかと声をかけられたことがきっかけで2015年に起業し、2017年に現在の形のclusterをリリースしました。
もともと2014年に初めてVRに出会い、インターネットと組み合わさることですごいことが起こるデバイスだと思ったそうで、VRでの音楽ライブの面白さに気づいたのもその頃だと言います。
VRの今後について
講演会の最後の部分では、VRの未来についてお話いただきました。
お話の中では、今年起こった興味深かった事例としてバーチャルタレントの登場と、それに伴って体の動きをキャプチャーするニーズが生まれたことが挙げられ、バーチャルタレントというものが日本に出てきて、それに一般の人がお金を払うという現状から、日本から世界を取りうる非常にポテンシャルのある領域なのではないか、という大変興味深いお話をしていただきました。
上記の内容以外にも、実際の会社の資金調達の方法やVRビジネスでの儲け方など、普段あまり知ることのできない起業家のリアルを学ぶことができ、UT-virtualのメンバーも非常に勉強になりました。UT-virtualからクラスター社のような会社が誕生する日も遠くないかもしれませんね…!
改めまして、加藤さんありがとうございました!
(文:宮本 写真:UT-virtual)