はじめに
5月31日、SBヒューマンキャピタル株式会社の野上 宣城(のがみ よしき)氏にお越しいただき、ゲーム業界への就活を支援するサービスのご紹介や、学生からの就活に関する多くの質問にお答えいただきました。
SBヒューマンキャピタルって?
SBヒューマンキャピタルは、皆さんもご存じのソフトバンクグループの会社です。グループ唯一の就活・転職支援事業会社でもあります。「『働く』を変える。」を経営理念としており、「新しい『働く』との出会い」などの提案を使命として掲げています。
ゲーム業界への就活をサポートする「ゲムサポ」
SBヒューマンキャピタルで行われている、ゲーム・エンタメ業界に特化した就活支援サービス「ゲムサポ(ゲーム業界就活サポーター )」をご紹介いただきました。「ゲムサポ」ではゲーム業界に就職したい方への手厚い支援を提供しています。例えば、エントリーシートなどの書類の添削から、すでにゲーム業界で活躍されている方と交流のできる限定イベントの開催、また、場合によっては選考ルートの短縮まで様々な支援を受けることが出来るとのことです。
「ゲムサポ」公式サイト:https://game-suppo.com/
白熱の質疑応答タイム!
野上氏はIT・web・ゲーム業界の人事コンサルティングや、現在では新規事業立ち上げのプロフェッショナルとして活躍されております。そこで、就活に不安のある学生や、ゲーム業界に興味のある学生は野上氏に質問したいことが山積みです。1時間にもわたり20個以上の質問にお答えいただきました。沢山の質問が挙がりましたが、特にゲーム業界への就活に役立ちそうなものを3つに絞ってご紹介いたします。
Q.1
学生「正直平凡な自分では、なんでもできちゃう超優秀ライバル学生には敵わないと思うんですけど…どう思いますか。」
A.
野上氏「なるほど。僕が就活をサポートしていて思うのは、スーパーマンでも受からない時は受からないんですよ。なぜ受からないかというと、ハイスペックすぎてもチームで一緒にうまくやっていけるかなっていう心配が出てくるんです。例えば、自分にすごく自信がありすぎて協調性がなく周りの人と連携できないタイプだったり、謙虚さが欠けていたりして、チームでの開発がうまくできそうにないと判断されるケース。なので人間性の部分も含めて判断されるので、技術力のみで悲観的にならなくていいと思います。ただ、技術力も人間性も磨く努力はもちろん必要です。」
Q.2
学生「学部卒と院卒では就活にどれくらい差が出ますか?」
A.
野上氏「差が出るのは、R&Dなどの新しい技術を研究開発したりする一部の職種です。博士号とか修士号とかまで取ってるとかなり有利。ただ、ゲーム業界含め、それ以外の職種では基本的に差は無いです。大事なのは、基礎能力、伸びしろ、人間性です。でもひとつだけ上げると、二回目の就活で勝負できるという優位性はありますよね。学士3年生の時に就活できるので。そのくらいかな。私は早めにプロの世界に飛び込むことを推奨します。」
Q.3
学生「いまのゲーム業界では、どんな職種や分野の仕事に需要がありますか?」
A.
野上氏「職種ごとで採用枠が多いのは、大きく三つで、ゲームプログラマー、ゲームプランナー、ゲームデザイナーみたいな形になります。ただ、希望者が少なくて穴場になってるのは、サーバーエンジニアです。彼らの多くはWebサービスの会社に行くんですよ。ゲームの領域でやろうと思う人は少数派なんです。あとは3DCGデザイナー、サウンドエンジニアも。DJやってますとか、音楽を作ることが好きな人はその技術を磨いていくのはチャレンジするのもありだと思いますね。」
(内容には一部省略や変更を加えた箇所があります。ご了承ください。)
最後に
今回の講演会では、ゲーム業界への就活を支援してくれるサービスのご紹介から、質疑応答ではゲーム業界の就活にかかわる幅広い沢山の知識を教えていただきました。UT-virtual部員は、ゲーム業界の話題や、これから訪れる就活の話題に興味津々でした。今回お教えいただいたことは、ゲーム業界への就職に興味を持つきっかけになったり、今後の就活プランを定めていく手がかりになったのではないでしょうか。野上様、大変貴重なお話をありがとうございました!
SBヒューマンキャピタル公式サイト:https://www.softbankhc.co.jp/
(文:Shion Deto 写真・構成:Mari Kotani )